ロボアドのウェルスナビとTHEO(テオ)を徹底比較!気になる違いや評判も解説。

いくつかの質問に答えて入金するだけで、投資に必要なすべてのプロセスをほぼ全自動でお任せできるロボアドバイザー

投資初心者だけでなく、投資経験者にも人気のようです。

 

中でも人気が高いのはウェルスナビテオ

どのような違いがあり、どちらがおススメできるのか。

金融のプロが徹底解説します!

ウェルスナビとTHEO(テオ)の概要

まずは、ウェルスナビとTHEO(テオ)の運営会社と概要を見てみましょう。

預かり資産ウェルスナビがテオの4倍強

運用者数ウェルスナビがテオの2倍となっています。

ウェルスナビとTHEOの共通点

ウェルスナビとテオは結構似ている点が多いです。

まずは主な共通点を簡単に見てみましょう。

共通点①:運用方針

運用方針について、ウェルスナビとテオは以下の点で共通しています。

アルゴリズムを活用し、お客様ごとに最適な運用プラン(ポートフォリオ)で運用する

・主にアメリカで上場している低コストのETFの中から投資対象を選定する

・投資する地域、資産クラス、タイミングを分散させることで、リスクを抑えた運用を行う

共通点②:自動税金最適化

自動税金最適化とは、ざっくり言うと、税金の負担を先送り(繰延べ)してくれるサービスです。

税金が一定以上発生しそうな場合に、含み損のある資産を売却して損失を確定させることで、その年の税金を減らしてくれる機能です。

 

ウェルスナビ、テオの両者ともに自動税金最適化の機能があります。

ウェルスナビ(DeTAX)は年間0.4%~0.6%、テオ(THEO Tax Optimizer)は年間0.4%のコスト減と試算されています。

<参考>

ウェルスナビ柴山CEOインタビュー

お金のデザイン社・スチュワードボックス執行役員インタビュー

共通点③:スマホアプリ

ウェルスナビもテオも、スマホアプリがあります。

アプリはどちらも使いやすいので、運用成績のチェックや手続もスムーズにできます。

共通点④:振込手数料

ウェルスナビとテオの両者とも、「クイック入金」という機能があり、ネットバンキングを使って入金すると振込手数料がタダになります。

振込手数料って意外と高いので、これは有難いですよね。

ウェルスナビのクイック入金対応銀行

テオのクイック入金対応銀行

共通点⑤:日本投資者保護基金に加入

日本投資者保護基金というのは、証券会社が倒産してしまった場合などに、投資家の資産を1,000万円まで補償してくれる制度です。

ウェルスナビとテオの両者とも、この日本投資者保護基金に加入しています。

1,000万円以上の部分は対象外ですが、このような第三者機関にきちんと加入して顧客資産を保護しようとする姿勢は素晴らしいですね。

ウェルスナビとTHEOの違い

ウェルスナビとテオは、運用方針や機能の面で共通している点が多いことが分かりました。

「運用に必要なプロセスを全自動でお任せできる」という点も共通していますね。

 

その一方で、詳しく見ると違いも多くあることが分かります。

そこで、次にウェルスナビとTHEOの違いを見てみましょう。

主な違い①:ポートフォリオ(投資先とその割合)

投資対象は、ウェルスナビもテオも海外ETFで共通しています。

しかし、対象となるETFの銘柄は、ウェルスナビは王道の6~7銘柄です。

一方で、テオはマイナーなETFも含め、30~40銘柄に分散して投資しています。

 

ウェルスナビの運用銘柄

テオの運用銘柄

どちらが優れているとは簡単には言えません。

しかし、ヒロ的にはバンガードのETFの中でも王道の銘柄を組み込んでいるウェルスナビの方が好きです。

主な違い②:最低投資額・積立

ウェルスナビとテオはそれぞれいくらから始められるのかというと、

・ウェルスナビ:10万円

・テオ:1万円

となっており、テオの方が少額から始めることができます。

 

最低投資額の点では、テオの方がよいですね。

 

ただし、最低投資額については、注意点が1つあります。

それは、テオで1万円から始める場合、必ず毎月の積立設定(最低月1万円)を行う必要があるということ。

ウェルスナビの場合は、最低運用金額が10万円ですが、積立設定は必須ではありません。

 

まとめると、月1万円以上の積立が出来る人であれば、始めやすさの点ではテオの方が優れています。

主な違い③:コスト(手数料、信託報酬)

手数料

ウェルスナビとテオの手数料は両者とも年率1%(現金部分を除く、税別)です。

では何が違うかというと、手数料の割引制度です。

手数料の割引制度

ウェルスナビでは、運用期間と運用金額に応じて手数料の割引が拡大する「長期割」のサービスがあります。

 

具体的には、

・運用金額50万円以上200万円未満:6ヶ月ごとに年率0.01%

・運用金額200万円以上:6ヶ月ごとに年率0.02%

を割り引いてくれます。

 

その結果、最大で年率0.9%まで手数料が割り引かれます。

ただし、この長期割はウェルスナビ本体での申し込んだ場合のみ適用されます。

そのため、「Wealthnavi for SBI証券」など提携サービスには長期割が適用されないことに留意が必要です。

 

一方、テオでは、顧客の利用状況に応じてカラーを決定する「カラーパレット」の制度を設け、カラーに応じて手数料の割引を受けることができます

ただし、ホワイト以外のカラーとなるためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。

 

・毎月の積立を行っていること

・対象期間内に出金していないこと

 

信託報酬

ウェルスナビとテオでは、サービス利用手数料の他に、信託報酬という運用コストがかかります。

これは、ETFを運用している運用会社と資金を管理する信託銀行に支払われる手数料です。

 

ウェルスナビでは信託報酬が0.09%~0.13%となっています。

テオはというと、信託報酬を公表していないため不明です。

 

テオは銘柄が多いため、明確に信託報酬水準を示すのが難しいのかもしれません。

しかし、手数料は運用している間にかかるコストなので、レンジでよいので水準を示してほしいと感じます。

 

ここまでの手数料の情報をまとめると、以下の表のようになります。

手数料に関しては、1,000万円以上を運用できて毎月積立ができ、出金予定のない人であれば、手数料の割引幅の大きいテオに分があります。

それ以外のケースでは、ウェルスナビとテオの手数料は約0.5%~0.8%で同じ水準です。

 

以上がウェルスナビとテオの大きく違う点です。

それ以外にもマイナーな違いがいくつかありますので、簡単に解説しますね^^

その他項目①:リバランス機能

資産を安定的に増やしていくためには、最適な資産配分(ポートフォリオ)を維持するための定期的なメンテナンス(リバランス)が必要です。

リバランスとは、具体的には「価格が高くなった資産を売って、低くなった資産を買うこと」です。

 

ウェルスナビでは、以下の3つのタイミングでリバランスを実施します。

 

①原則として半年に一度

②最適な資産配分から5%以上乖離している資産クラスがあった場合

③自動積立を行う場合

 

 

テオの場合、1カ月に1回リバランスを行っています。

 

上記のような違いはあれど、ウェルスナビとテオの両者とも、資産を安定的に維持・増加させるために十分なリバランスを行っていると言えるでしょう。

 

その他項目②:リスク抑制機能

テオには、「THEO AIアシスト」という、AI(人工知能)によるリスク抑制機能があります。

この機能は、世の中の膨大な情報を分析し、将来の株価の急落などを予測し、リスクを回避することによって、資産を保護してくれます。

 

価格の下落予測や予測に基づくポートフォリオの変更は、テオが自動で行ってくれるので、特にやることはありません。

ウェルスナビにはこの機能はないので、テオの方が優れているかもしれません。

しかし、投資理論の観点からは、投資先の地域、資産クラスの分散を行うだけで十分です。

長期投資において、価格予測によるポートフォリオの変更の効果はそれほど大きくないと考えています。

そのため、ヒロ的にはこの機能にあまり魅力を感じていません。

その他項目③:SBIグループとの連携は、ウェルスナビだけ

ウェルスナビは、ネット証券最大手のSBI証券や住信SBIネット銀行をグループに持つSBIグループと提携しています。

以前はテオもSBIと提携していましたが、今は解消しています。

 

個人的には、SBIの北尾さんが「世界で十分通じるとの感触がある」と評価しているウェルスナビは安心感があります。

2016年11月2日の日経新聞記事

その他項目④:出金可能額

テオは1万円から運用を始められますが、口座残高に10万円が残る形でないと出金できません。そのため、テオで残高が10万円以下の状態で出金する場合は、解約するしかありません。

一方で、ウェルスナビにはそのような出金額の制限はありません。

 

出金額の制限の有無に関わらず、運用を行う場合の運用額は、当面引き出す必要のない余裕資金の範囲内にしておきましょう。

 

ウェルスナビとTHEO(テオ)の利回り実績について

ここまで、ウェルスナビとテオの共通点と違いについて確認しました。

では、両者の運用成績はどうなっているか、気になりますね。

 

両者とも運用実績シミュレーション結果がホームページで公開されていますので、その内容を確認しましょう。

ウェルスナビの運用実績

まずはウェルスナビから。

以下のグラフと表は、ウェルスナビの提供している5パターンの運用方法に関するサービス開始時点からの運用実績(円建て)をまとめたものです。

前提

・期間:2016年1月19日~2019年7月31日

・初期投資:100万円

・毎月積立:3万円

 

年率で見ると、ウェルスナビのサービス開始から2019年7月までの運用成績は約2~5%となっています。

なお、過去25年間のシミュレーション結果は、1年あたり6.0%のリターンです。

テオの期待利回り

次に、テオの期待利回りを見てみましょう。

金融危機の直前、2007年からTHEOで運用したシミュレーションでは、1年あたり年率8.4%のリターンでした。

金融危機直後の価格下落局面で積立てを行っている前提のシミュレーションなので、テオのリターンは高めに出ている印象です。

ウェルスナビのように、より長期(過去25年間)の運用実績ではないので、単純な比較は難しいです。

世界株式型の投資信託の利回り平均を考えると、ウェルスナビもテオも5~6%が長期的な期待リターンの実際のところなのかなと思います。

ウェルスナビとTHEO(テオ)、どっちがおススメ?

現時点でどちらのロボアドバイザーが優れているのか判断するのは難しいですが、ウェルスナビとテオを比較してみて、以下のポイントでどちらを選ぶか判断するとよいでしょう。

 

運用資産10万円以下ならテオ

ウェルスナビは最低投資額が10万円なので、それ以下の少額から始めたい方はテオを選ぶとよいでしょう。

 

ポートフォリオ重視の場合はウェルスナビ

王道の投資先を好む方は、ウェルスナビを選ぶとよいでしょう。6~7銘柄のETFで、十分に分散されたポートフォリオを組むことが出来ます。

 

手数料の安さ重視の場合はテオ

多めの金額を投資できて、月1万円以上の金額を積立てられる方は、手数料の割引幅の大きいテオを選ぶとよいでしょう。

 

ヒロ的には、ポートフォリオのシンプルさを重視しており、ウェルスナビが基本的におススメです。

投資初心者でどっちか迷ってしまう方は、人気No.1のウェルスナビを選べばよいでしょう。

とりあえず1万円から始めたい方や、とにかく手数料を安くしたい方は、テオを選んでもよいでしょう。

 

ロボアドはまだサービスが始まって3年くらいしか経っていません。

きちんと比較して、自分の希望に沿った選択をしてください!

 

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