ウェルスナビより楽ラップの方がデメリットが大きい?最大のポイントはポートフォリオと手数料!

「楽ラップ」は、大手ネット証券の楽天証券が運営しているロボアドバイザーです。

いくつかの簡単な質問に答えるだけで、あなたに最適なポートフォリオを提案してくれて、全自動で運用してくれます。

 

楽ラップは、楽天証券が運営しているという安心感と、ロボアドバイザーの中で比較的コストが低いという評判などから人気があるようです。

では、楽ラップとウェルスナビの運用方針はどう違うのか?

本当に手数料が安いのは、楽ラップとウェルスナビのどちらなのか?

 

今回の記事では、皆さんが気になるウェルスナビと楽ラップの違いを徹底解説します!

その前に、ウェルスナビと楽ラップの共通点について簡単に見てみましょう。

ウェルスナビと楽ラップの主な共通点

共通点①:最低投資額・積立

ウェルスナビと楽ラップはどちらも最低投資額は10万円です。

毎月の自動積立が1万円以上で設定できる点も同じです。

共通点②:自動リバランス

時間が経つにつれて、ファンドの価格変動により想定していた資産配分からずれてしまうことがあります。

リバランスとは、そのようなときに価格の上がったファンドを売り、価格の下がったファンドを買うことにより、資産配分のズレを修正することです。

ウェルスナビと楽ラップのいずれも自動リバランスの機能があります。

共通点③:クイック入金

ウェルスナビと楽ラップのいずれも、ネットバンキングからクイック入金を行えば、入金手数料が無料になります。

なお、楽ラップの入金方法は、楽天証券の総合口座に入金を行う形になります。

楽ラップの専用口座はありませんのでご注意ください。

 

ここまでの共通点をまとめると、以下の表のようになります。

ウェルスナビと楽ラップの主な違い

ウェルスナビと楽ラップは、大きく違う点がいくつかありますので、以下で見ていきましょう。

比較項目①:投資先

ヒロがウェルスナビと楽ラップで最も大きく違うと感じているのは、投資先です。

ウェルスナビは海外ETF(6~7銘柄)、楽ラップは国内のインデックスファンド(15銘柄)を投資先に選定しています。

では、具体的にどのように違うのか解説します。

ウェルスナビの投資先

ウェルスナビの投資先は、以下の通りです。

バンガードのETFは、低コストで世界に分散投資できるので、投資経験者にも人気です。

誰もが納得できる王道のETFに投資しています。

楽ラップの投資先

楽ラップの投資先は以下の通りです。

楽ラップはステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズというアメリカの運用会社とタッグを組んでいます。

そのため、ステート・ストリートのファンドが多く組み込まれていますが、コストが高いなーという印象です。

 

例えば、先進国株式の運用管理費用(信託報酬)は約0.22~0.24%となっています。

国内の先進国株式の投資信託の中で、信託報酬の最安水準はeMAXIS Slimの0.11%なので、0.2%以上というのは高いと感じます。

 

また、楽ラップは信託財産留保額がかかるファンドも多いです。

信託財産留保額とは、投資信託を売却する際にかかる手数料です。

国内の投資信託では0%のケースがほとんどなので、楽ラップの商品は手数料高いなという印象です。

 

長期投資においては、手数料の安さが大切になってきまです。

そのため、楽ラップの投資先には正直疑問を感じてしまいます。

 

投資先に関しては、ウェルスナビの圧勝ですね。

比較項目②:資産配分方法

次に、資産配分の方法の違いについて解説します。

資産配分(ポートフォリオ)は、資産運用において最も大切なポイントです。

投資初心者が最もつまづきやすいのもこのポートフォリオの決定です。

ポートフォリオに問題があると、いくらロボアドの他の機能が優れていたとしても、安定的にリターンを得ることが難しくなってしまいます。

では、ウェルスナビと楽ラップのポートフォリオはどのように違うのかを見ていきましょう。

ウェルスナビは市場ポートフォリオで運用

ウェルスナビは、リスクを抑えながらリターンを最大化できるよう、一人ひとりに合った最適ポートフォリオ(最適な資産配分)で運用しています。

最適ポートフォリオの資産配分比率は、ノーベル賞を受賞した「現代ポートフォリオ理論」に基づいています

 

これは、全世界の時価総額合計に対する比率どおりに世界中の株式を保有するということを意味しています。

つまり、ウェルスナビに投資することで、全世界の経済成長の恩恵を受けることができるというわけです。

 

ウェルスナビの運用アルゴリズムについてもっと詳しく知りたい方は、公式HPに掲載されているホワイトペーパーを参考にしてみてください。

楽ラップの運用アルゴリズムは不明

楽ラップに関しては、ポートフォリオの組み方について公開されておらず、詳細は不明です。

 

楽ラップはマーサー・インベストメンツという運用会社からアドバイスをもらい、資産配分を決定しているようです。

しかし、どんな資産配分で運用しているのかは事前に知りたいですよね。

そこで、公開されている情報を元に、資産配分を見てみます。

 

ポートフォリオのパターンは、以下の5種類に分類されます。

ホームページではマンスリーレポートが公開されていますので、「かなり積極型」の資産配分を見てみましょう。

国内株式が31%を占めており、全世界に分散して投資しているウェルスナビとは異なる運用方針があるようです。

日本向けのサービスなので、日本株式の割合を多くしているのかもしれませんが、日本で働いていて日本円で給料をもらっているからこそ、米ドル建てで世界全体に投資してリスクを分散すべきです。

 

正直なところ、楽ラップの銘柄選定と資産配分はセンスがないですね。

比較項目③:手数料

次に、ウェルスナビと楽ラップの手数料を比較します。

尚、ウェルスナビも楽ラップも運用金額に応じた割引制度がありますが、

以下では簡略化のため、1,000万円以下を運用すると想定して説明します。

 

ロボアドバイザーの手数料は、主に以下の2種類で構成されています。

①サービス運営企業に支払う手数料

②ファンドの運用に係る手数料(信託報酬)

 

これらの費用は、預けている資産残高に対してウェルスナビでは年率1.17%~1.13%、楽ラップでは最大で年率0.99%かかります。

 

そのため、一見すると楽ラップの方が手数料が安いと感じるかもしれません。

 

しかし、ウェルスナビの実質的な手数料は、以下の2つの効果により約0.5%~0.8%であると考えられています。

 

①運用期間が長いと手数料を割り引いてくれる「長期割」:▲0.1%

②その年の税金を減らして将来に繰り延べてくれるDeTAX(自動税金最適化):▲0.4~▲0.6%

 

これらの2つの効果について、以下で詳しく見ていきます。

手数料の長期割

長期割制度というのは、ウェルスナビの運用期間が長期になることで、手数料が半年ごとに割引される制度のこと(しかも、最大0.9%まで)。

その具体的な内容については、この図を見てみて下さい。

つまり、実際の割引幅は運用金額によって変わりますが、

・運用金額が50万円以上なら半年ごとに0.01%ずつ手数料が安くなる

・運用金額が200万円以上なら半年ごとに0.02%ずつ手数料が安くなる

ということです。

 

従って、運用金額が200万円以上であれば、最短2.5年で手数料は0.9%まで下がります

こういった長期利用へのインセンティブは、ウェルスナビにはありますが、楽ラップにはありません。

自動税金最適化(DeTAX)

ウェルスナビには、その年のウェルスナビの税金を減らしてくれるDeTAXという機能があります。

これは、楽ラップにはない機能です。

 

ウェルスナビのDeTAXは、以下の流れで作動します。

①リバランス時の売却益やETFの分配金などで利益が確定する

②他の銘柄に含み損がないかチェック

③含み損がある場合、一度その銘柄を売却し、損失を確定させ、利益と相殺する

④売却したのと同じ銘柄を同じ数量同じ価格で買い付けることで、ポートフォリオを維持する

目安として、税金が2万円以上かかりそうなときにDeTAXが発動するそうです。

ウェルスナビの柴山CEOによれば、DeTAXのおかげで0.4%~0.6%手数料が安く済む効果があります

これはウェルスナビ独自の機能なので、税金を抑えたい方はウェルスナビを選ぶとよいでしょう。

 

以上から、長期的に運用を続けていく上では、ウェルスナビの方が手数料の面で有利ということが分かりました。

比較項目④:リスク抑制機能

楽ラップには、相場の急変(急落・急騰)に備えてショックを軽減してくれる「下落ショック軽減(TVT)機能があります。

例えば、リーマンショックのようなショックで値動きが激しくなりそうな際に、株式の割合を減らして債券の割合を増やすことで、資産の急激な減少を防いでくれます。

このような機能はウェルスナビにはないため、

「長期目線で投資はするつもりだけど、資産が急に減るのは避けたい!」

という方は、楽ラップを選んでもよいかもしれません。

 

ただし、TVT機能にはデメリットもあります

TVTのデメリット

TVTでは、株の比率を下げて債券の比率を上げるため、その状態で相場が回復して株価が上がってしまうと、株の価格上昇によるメリットを受けられなくなってしまいます。

また、TVTでは株を売却するため、利益が出ていると税金がかかります。

このようなデメリットや、長期で積立運用していれば一時的な急落の影響は無視できることを考えると、TVT機能の活用はおススメしません

結局ウェルスナビと楽ラップのどちらがおススメ?

 

ズバリ、ウェルスナビがおススメです。

 

ポイントは、以下の3点です。

ノーベル賞を取った理論に基づく市場ポートフォリオ

魅力的な運用先(銘柄)

DeTAXや長期割による手数料の安さ

 

リスクを抑えた運用を行うためには、投資先の地域や資産クラスを分散させる必要があります。

その点でウェルスナビは王道の運用をしていると言えます。

楽ラップは日本株の割合が31%で、その根拠も不透明で納得できません

 

また、手数料の点で楽ラップの方が安いと書いているブロガーもいますが、DeTAXや長期割による効果を考えると、ウェルスナビの方が手数料は安いです。

そのため、ポートフォリオと手数料の面で優れているウェルスナビでの運用をおススメします!

 

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