



先日、「積立NISAってどの商品がいいの?」と聞かれた時に、ちょっとプチッ!と切れかけてしまったインデックス投信&個別株投資家のヒロです(^^;
まぁでも、自分が初心者だった頃を考えると、上のような質問をする気持ちもよく分かるんですよね。
確かに僕も
「日々の値動きを気にしたくないので、ほったらかしにできる商品がいいな」
「この商品だけ持っておけばOK!な商品ってどれよ?」
と思ってましたから(苦笑)。
なので、この記事では昔の僕のような初心者の方向けに、インデックス&個別株投資家ヒロによるつみたてNISAでおすすめの商品をご紹介します。
ただ、やっぱり商品の選び方は外せないと思うので、まずはそこから。
3点ほど押さえておいてもらったら、今後の商品選定にも迷わなくなりますから。
でも、僕を信頼してくださって「選び方の細かい説明まではいいや」という方は、記事の半ばまで読み飛ばして下さい(笑)
では、「初心者でも失敗ナシ!積立NISAおすすめ商品ランキングBEST3!」をどうぞ!
この記事で分かること
- 積立NISAの商品選びの3つのポイント
- 積立NISAのおススメ商品ベスト3
目次
【初心者向け】積立NISAの商品選びで大切な3つのポイント
初心者向けで重視したポイントは、以下の3点です。
2. コスト(信託報酬など)が安い
3. 純資産総額が多い(または、少なくても増え続けている)
それぞれのポイントについて、確認していきます。
ポイント①長期的に見て成長が見込める世界株式の商品






まとめると、積立NISAでは高いリターンが期待できる全世界株式ファンドを購入するのが最もおすすめな戦略です。
ポイント②コスト(信託報酬など)が安い
商品選びと同じくらい大事なのが実質コストの安さです。
実質コストの内訳は以下の3つ。
- 信託報酬:投資信託を管理・運用してもらうための費用
- 売買委託手数料:証券会社への手数料
- その他費用:保管費用、印刷費用、監査費用など
つみたてNISAは20年間の長期投資なので、実質コストが安いに越したことはありません。
つまり、実質コストは商品選びにおいて、とても重要なポイントなわけです。
ちなみに、全世界株式ファンドの実質コストの目安は以下の通りです。
インデックス型:0.21%、アクティブ型:1.55%。
そこで、実質コストが0.21%と1.55%の商品を選んだ場合の20年後の運用残高を見てみましょう。
積立NISAは、年間40万円を上限とする非課税枠が設定されています。
従って、年間40万円(月33,333円)を積立て、全世界株式の平均利回り5.4%で20年間運用できたと仮定してシミュレーションします。
すると、20年後の運用残高は以下のグラフ・表の通りとなります。


投資元本は720万円で同じですが、信託報酬が0.21%であれば20年後の残高は約1,266万円。
それに対して、信託報酬が1.55%だと、残高は約1,085万円。
20年後の運用残高には180万円の大きな差が生まれることがわかります。


ポイント③純資産残高が大きい(または、少なくても増え続けている)
最後に、純資産残高の大きさにも着目したいところです。
なぜなら、純資産残高が大きいということは、これまでのパフォーマンスがよい、投資家からの期待度が高い、などのポジティブな要素を持っている可能性が高いからです。
この純資産残高は、証券会社のそれぞれの投資信託のページから確認できます。
例えば「楽天証券」の場合は、3ヶ月~設定来の純資産の推移グラフを見ることができます。
以下のグラフの緑色のグラフが、純資産の推移を示しています。





途中償還になると、払い戻されたお金を運用する商品を選び直すなど、余計な手間がかかってしまいます。
なので、積立NISAの商品を選ぶときは、純資産が増えているかどうかも確認するようにしましょう。
【元FPおすすめ】つみたてNISAの初心者向けおすすめ商品ランキングベスト3
ここまではつみたてNISAの選び方を説明しました。
そこで、ここからはつみたてNISA対象商品の中から、初心者向けのおすすめ商品を3つご紹介します。
第1位:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

初心者向けのおすすめ商品No.1は、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」です。
基本情報は以下の通りです。

「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」のメリット
・これ1本で全世界の株式に分散投資できる
・全世界株式のファンドの中で、信託報酬が最も低い水準
・eMAXISシリーズは、信託報酬の値下げ実績が豊富
「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」のデメリット
・新規設定されたばかりのファンドなので、純資産残高が約180億円と比較的小規模
2018年10月31日に設定されたばかりの新しい投資信託で、純資産残高も大きくはないです。
しかし、全世界の株式に信託報酬約0.12%という超低コストで投資できるというのは、アッパレの一言です。

第2位:楽天・全世界株式インデックス・ファンド

次におすすめなのが、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」です。
愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)
それでは、基本情報を見てみましょう。

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」のメリット
・これ1本で全世界の株式に分散投資できる
・バンガードの人気ETFで実績もあるバンガード・トータル・ストックETF(VT)に簡単に投資することが可能
・純資産残高が順調に伸びており、安心感がある
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」のデメリット
・信託報酬および実質コストが高め(今後下がる可能性はあり)
「楽天・全世界インデックス・ファンド(楽天VT)」は、楽天投信とアメリカのバンガード社が共同で立ち上げました。
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」で第1位に選ばれた人気ファンドで、純資産残高も順調に増え続けています。
そのため、初心者が投資する上で安心感がありおすすめです。
しかし、信託報酬が0.2196%、実質コストが0.311%と高いのがネックです。
長期的に考えると、「純資産残高が大きい」ことよりも、「コストが最も安い」ことの方が利回りを良くする上で重要です。
そのため、楽天VTは2位となりました。





第3位:SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)
最後に、商品の知名度はそれほど高くないものの、圧倒的な低コストが特徴の「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」をご紹介します。

「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」のメリット
・これ1本で全世界の株式に分散投資できる
・全世界株式のファンドの中で、信託報酬が最も低い水準
「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」のデメリット
・新規設定されたばかりのファンドなので、純資産残高が約58億円と小規模

ここまで積立NISAの初心者向けおすすめ商品について解説してきました。
まとめると、商品選びのポイントは以下の3点でした。
① 投資対象が全世界株式
② コストが低い
③ 運用残高が大きい(増えている)
初心者こそ!ノーリスクでリターンを1%上げる賢い証券会社選びの秘訣
ここまで、つみたてNISAの商品を選ぶうえで大切な3つのポイントとおすすめの商品をご紹介してきました。
最後に、これまで紹介してきたおすすめ商品を購入できる証券会社をご紹介します!






このように、積立初心者の方は、商品だけでなく証券会社も賢く選ぶと、安心して運用できます。
この記事を参考に、積立NISAでの長期運用を始めてみてください!
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